四柱推命でまず理解したい、十干(じっかん)の話

十干とは?の記事のアイキャッチ画像
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はじめに

こんにちは🌳izuです。
今回は十干の解説です😊

四柱推命を理解するうえで、まず知りたいのは「十干(じっかん)」

「天干(てんかん)」と呼ばれることもあります。どちらも同じ意味です。

十干それぞれの特性や働きを理解することは、四柱推命の入口でもあり要(かなめ)になります。

十干はもともと古くから記号のように使われていたそうですが、のちに陰陽五行と結びつき、現在のような自然のイメージが当てはめられたそうです。

その自然のイメージをどのように結びつけたか?

そこで、前回解説した 陰陽五行

この2つを組み合わせると、

  • 木・火・土・金・水(五行) × 陰・陽 = 10種類。

陰陽と五行の掛け合わせることで、 自然のイメージとしての 十干(じっかん)が導き出されます。

十干の10種類

の 陽 → (きのえ)
    陰 → (きのと)

の 陽 → (ひのえ)
    陰 → (ひのと)

の 陽 → (つちのえ)
    陰 →(つちのと)

の 陽 → (かのえ)
    陰 → (かのと)

の 陽 →(みずのえ)
    陰 → (みずのと)

→ これが 十干、「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」

見慣れない漢字も多いかもしれませんが、これが基本の10種類の自然🖼️

👉ここでpoint!・・・陰陽に良し悪しはありません。それぞれに素敵な個性があります。10個の個性。10個のスタイル!

十干のイメージ(ざっくり解説)

ここからは、それぞれの十干を簡単に紹介します。

izuオリジナル十干イラスト図

🌳 甲(きのえ) … 大樹
まっすぐに伸びる樹木 伸びたい!

🌿 乙(きのと) … 草花
しなやかに広がり柔らかく伸びる草花

☀️ 丙(ひのえ) … 太陽
明るく照らし華やかな太陽 世界に一つ

🔥 丁(ひのと) … 炎
人の手で灯す火、あたたかくもありゆらめく炎

⛰ 戊(つちのえ) … 山
どっしりと信頼を積み上げる山

🌾 己(つちのと) … 田畑・大地
やわらかく受け入れ養い育む土

🪨 庚(かのえ) … 岩・鉄塊
大きな岩や鉄塊。硬く、穏やか、時に鋭いことも

💎 辛(かのと) … 宝石・小石
小さな貴金属や宝石、磨くと光る、輝きたい

🌊 壬(みずのえ) … 海・大河
大きな水の塊。柔軟で、流れを持つ水 淀みたくない

💧 癸(みずのと) … 雨・露・水たまり
身近で小さく柔らかい水 優しさや癒し、恵みの雨

どれも 身近な自然。だからこそ、イメージしやすいんです。

こうやって「人を自然として見る」ーー

これが私にとってしっくりくるし、陰陽五行、四柱推命っておもしろーーっ!描きたい〜〜!と思う理由の一つです。

もっと深い読み解きへ

十干を理解すると、さらに深掘りの世界が広がります。

「同じ甲の木の人でも、どんなところに生えたどれぐらいの大きさのどんな木?生きてる木?材木に加工された木?」

「同じ癸(みずのと)雨の人でも、どんな雨だろう?」

  • 強い雨?弱い雨?
  • 天気雨?
  • 春夏秋冬、どの季節の雨?
  • 冷たいみぞれや雪?
  • 蒸発してほとんど水蒸気のような霧雨?

…などなど(例えはごく一部、命式の数だけいろんな自然があります)

こうした深い読み解きには、命式の四柱全体や十二支の理解が欠かせません。

(この深掘り話はまた別の記事でお話ししますね!)

命式の主人公になる「生まれた日の十干=日主(にっしゅ)」

十干は、上に書いた通り、10通りの自然の姿を表しています。

その中でも特に大切なのが、 生まれた日の十干

四柱推命という占いは、本質や運気、どんな五行を補うといいか(=開運五行)を読み解く時など、すべてに対して「生まれた日の十干」を基準に読み解きます。

この「生まれた日の十干」を 日主(にっしゅ) と呼びます。

文字の通り、自分自身を表す主となる十干です。

私の鑑定で描く「命式の景色(keshki)」では、

この 生まれた日の十干=日主 がその景色の主人公 になります。

だからまずは、

自分がどの十干を日主として持っているのか、
自分の心の景色の主人公はどれなのか?

を知ることが、四柱推命で本質を知る最初の一歩なんです。

10種類の日主イラスト
あなたの心の主人公はなんだろう

まとめ

  • 十干は 陰陽 × 五行 = 10種類の自然・10種類の個性
  • 生まれた日の十干=「日主」が命式の景色の主人公
  • そしてどんな景色の中にいる日主なのか…と読み解くことで、10種類に分ける以上の深い読み解きになっていく


十干が四柱推命の基本であり要であることがなんとなく伝わったかな?

十干を知り、自分の日主が何か知ることで、自分の本質、命式の景色をもっと深く知るスタートラインに立ちました。

そこを深掘っていくにはさらに十二支の理解が大切になってきます。



👉 次回は、十干とセットで欠かせない「十二支」についてざっくり紹介していきますね!
そしてその先に「六十干支」が生まれます。

どんどん色鮮やかになっていく、その世界も楽しみにしていてください〜

おまけ・・・自分の日主を調べてみよう

日干支チェッカーの画面イメージ

「じゃあ私はなんだろう?」生年月日を入れるだけで、日干支と日主タイプがすぐ分かります。

🔍 日干支チェッカー

ilo.ilo/izu

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