十二支とは?地支とは? 四柱推命に欠かせない「地支」の世界

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はじめに

こんにちは🪻izuです。
今回は十二支の解説です😊

十二支(じゅうにし)は、四柱推命を理解するうえでとても大切な要素です。

十二支は「地支(ちし)」とも呼ばれ、どちらも同じ意味です。

「〇年生まれ」と動物で表したり、年賀状などでも動物をモチーフにすることが多いので、十干より身近に感じる人も多いですよね。

でも、四柱推命において十二支は 動物の意味は持ちません。

もっと複雑な、陰陽五行の情報の詰め合わせのようなもの十二支です。

十干の情報に十二支の中の情報を合わせて読み解くことで、命式の景色に「四季」や「温度感」などが加わり、一気に世界が広がります。

十二支を丁寧に紐解きながら、想像してイラストを描いていると、その景色の気温や風の匂いまで感じられるような気がします。


十二支の歴史

十二支の歴史はとても古く、甲骨文字の時代(紀元前)にはすでに存在していたといわれています。

もともとは 数字のように使い、日付を表すもの として使われ、やがて年月・時間・方角を示す記号のような使い方になり、さらに陰陽五行の考え方が重ねられたことで、より複雑な情報を持つようになりました。

(例:「巳の日」「戌の日」や「丑の刻」とか…と聞いたことがある人も多いはず!)

動物が当てはめられるようになったのはかなり後の話だそうです。


十二支の特徴:複数の五行を持つ情報の詰め合わせ

四柱推命での十二支の大きな特徴は、1つの十二支の中に複数の五行を含む ことです。

十二支のイメージイラスト

大体1〜3個の五行が入り混じっていて、その「組み合わせ」にチーム名として「子」「丑」「寅」…がついているイメージです。

十二支五行陰陽季節含まれる五行
子(ね)12月冬至
丑(うし)1月冬土用水・金・土
寅(とら)2月立春土・火・木
卯(う)3月春分
辰(たつ)4月春土用木・水・土
巳(み)5月立夏土・金・火
午(うま)6月夏至火・土
未(ひつじ)7月夏土用火・土・木
申(さる)8月立秋水・金
酉(とり)9月秋分
戌(いぬ)10月秋土用金・火・土
亥(い)11月立冬木・水

表のようにまとめてみましたが、季節感と密接に結びついていたり、まさにカレンダーの様に12ヶ月に当てはめられていたりしますよ。

(※流派によって含まれる五行や十二支の解釈には違いがあることがあります)


十二支が景色に与えるイメージ

十干の 甲=木!の様なシンプルな情報に対して、十二支は陰陽五行入り混じり複雑。季節、時間、温度感など…より細かい情報を含みます。

例えば同じ「戊(つちのえ)=山」でも:

  • 戊×子 → 冬の山 凍ってる?若干水っぽい?
  • 戊×寅 → 春の山 草や木が芽吹いてそう
  • 戊×午 → 夏の山、しっかりした山
  • 戊×申→秋の山、ちょっと岩山っぽさ、場合によっては水っぽさ?

…というように、十二支の情報が加わることで、十干の表す自然が具体的にになります。(ほんの一例。四柱全体で見るともっとぐっととリアルで立体的になります)

戊の景色のバリエーションイメージイラスト

👆一例として、十二支から分かる情報を含めてイラストにしてみたこの山たち。
同じ戊の山でも、こんだけ景色が違う山たちが、みんな同じ性格な感じは…しないですよね?ここが、十二支が見せてくれる深い情報です。(ちょっと抽象的に感じるかもですが、実際には具体的な言葉にしてその景色の特徴をお伝えできます)


十二支の複雑さは人の心そのものかもしれない

十二支は命式ではどちらかというと「」や「内面」を表すとも言われます。

十二支の中に詰め込まれた複雑な情報、五行のバランスや強弱は、命式の組み合わせや巡る運気の干支によっても日々レベルで様々に変化します。

この複雑に混ざり合い、巡り、変化していく感じ。

それこそが、人間の揺れ動く心や運気の波そのものだなぁと私は思います。

だからこそ、深い読み解きに十二支の理解は欠かせません。

命式の十干と十二支を俯瞰しながら丁寧に紐解くことで、景色の解像度がどんどん上がり、その人自身の解像度も深まっていきます。

十干十二支の理解こそが、四柱推命のすべて とも言われることがあるくらい。

それらの情報を組み合わせ、的確にイメージしていくことが、大自然の視点を借りた四柱推命を理解することに繋がります。

そしてilo.iloの思う四柱推命が大切にしている考え方なのです。

だから、面白いし、もっと学びたくなるし、描きたくなるんですよね~~~🔥

毎日描いても飽きない!

まとめ

  • 十二支は「動物」ではない
  • 1つの十二支には複数の五行が含まれ、複雑に混ざり合い、変化する。
  • 十干の情報に十二支の情報を重ねることで 季節・温度感・細かいディティールが加わり、景色がより鮮やかに立体的に見えてくる。
  • 十二支への深い理解は四柱推命に欠かせない知識

ilo.ilo/izu

カラフル五行イラスト

👉 次回は、十干とこの十二支を組み合わせて生まれる60個の干支「六十干支(ろくじっかんし)」について紹介します!

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